2022年6月21日(火)から23日(木)まで千葉県の幕張メッセ開催されたJapan Drone 2022
1日半歩き回りほとんどのブースをチェックしてきました!(1日じゃ足りない…)
2018年・2019年と参加して今回は3回目!(もっと昔から毎年行ってる気がしていました…)
今回会場はとても広く、参加企業も変わってきた印象です。
というのも今回は同時開催に『第1回次世代エアモビリティEXPO2022』というサブタイトルが付いているんですね〜!!
全てのドローンは書ききれないので、私個人的に欲しいな・飛ばしたいなと思ったドローンをランキングTop3で紹介したいと思います!どこかの企業に忖度しているとかも無しです!!
また、最後に次世代エアモビリティと全体的な印象をまとめております!
欲しい・飛ばしたいドローントップ3
大小様々な機体、サービスがありましたが、特に社会に役立っているもの、技術的にすごいと思ったものに反応してしまうもので…
トップ3は以下の通り!!
第3位! SKYDRIVE 『SkyLift』
30kgの重量物を運ぶ事ができるドローン!
まぁそういった機体自体は数年前からありますが、実際に業務で利用され改良を重ねている点が感動しました。
苗木の搬送や資機材の運搬などをメインに行なっているようです。
ホイストを使うことで、木々の間に荷物を降下させていき、先端は機械的で重量がかからなくなったら開く仕組み。
そうすることでオペレーターの仕事を減らし、通信環境によらない設計となっており感心しました。
いくらするの!?という点ですが、『機体+操縦者を派遣』という方法、もう一つはサブスクリプション契約ということで、『月いくら+バッテリー使用代』で飛ばす方法があるそうです。
買い切りというシステムだと、ボロボロになるまで使ったり、メンテに出すタイミングを守らなかったりして墜落のリスクを上げるのでサブスクという方法をとっているようです。そういった点も良いなと思ったポイント
林業もですが、各産業において人手不足からこういった効率的なドローンが飛び交う未来が来ることに賛成です。
過疎地域の定期的な物資輸送は実現性として「できるのかな?」って思いはありますが、こういった運搬は社会の役に立っているというのが現時点で明確なので、ぜひお手伝いしてみたいですね!!
第2位! 日本鯨類研究所 『飛鳥』
固定翼機!しかもVTOL(ぶいと〜〜る!)(垂直離着陸機)!
固定翼機は今まで『実証実験』といった言い方でたくさん見てきたんですよ。しかし、実用性や飛行の頻度がイマイチ(話盛ってるだろ!)って感じていました。
だがしかし!!
この機体は南極海の極地での運用・実験を繰り返しクジラの生態調査で何度も飛行しているとのこと!!機体開発は自社(スーパーハイテク中小企業と連携)で行っているそうです。
船の甲板からの離発着は手動で、上空ではプログラムで自動航行という運用だそうです。
あと紹介動画が大型モニタに映っていたのですが、
「なんかナレーションが聴き取りやすいな〜〜」
って思ってよくよく見てみると…
なんと声優の宮村優子さんでした!!そりゃ聴きやすいはずだわ
右下にもなんとサインが!!!
機体の名前が「飛鳥」なだけに、エヴァの「アスカ」を思い出します。
動画の中では
「南極海などの洋上での実験を繰り返し当初の目的を満たすVTOL-UAV、垂直の離着陸ができる自立型の無人航空機『飛鳥』を開発!」
って言ってる場面はもう「アスカ」しか頭に浮かばないですもん!
「零号機と初号機は開発過程のプロトタイプとテストタイプ。 けどこの弐号機は違う。 これこそ実戦用に造られた世界初の本物のエヴァンゲリオンなのよ!」
の言い方ですもん
ずるいですこの団体!!アスカにそんな事言わせるなんて!けしからん!!!!!
スミマセン取り乱してしまいました(´・ω・`)
Youtubeにも動画は無かったので、おそらく現地限定の公開契約かもしれませんので、動画は載せません(´・ω・`)
第1位! Blue innovation 『ELIOS3』
あら!思ったより小さい機体が1位なのね!
いや、この機体すごいんですって!
機体のお尻のところに付いている銀色の丸いのはLiDARですよ!この小ささのLiDARを乗せた機体は初めて見ました。
あ、LiDARという言葉ご存知ですか?『光による検知と測距』という意味で、簡単に言うと周りの壁をスキャンするんです!
そうするとどうなるか!?
GPSがない環境でも安定して飛ぶことができます!同時に壁の模様をずっと記録していくことができます!
結果として屋内・閉鎖空間の調査・点検ができるというわけです。
今までLiDAR搭載機体としてはDJI Matrice300程度の大きさで飛行しているのを見ました。
それがこの小ささ!
そして球体状のガードにプロペラガードも付いたことで壁への接触時のプロペラ出力低下の防止や落下後の機体姿勢の回復なども改良されたのが見て取れます。
唯一の弱点は飛行時間が10分前後と少々短いところでしょうか。LiDARやLEDを使用すれば更に短く、往復時間を見積もると、んーーー。ちょっと短くて緊張しますねー
調査・点検ということで、プラント、ボイラー、タンク、煙突、森林といった人が入るのが無理、難しいといった狭くてGPSが入らない空間はもちろんですが、私が一番飛ばしてみたいのは『洞窟』!!
いやーやっぱり未知の場所を進むってワクワクするじゃないですか〜
そして進めば進むほどドローンがデータ取ってきて、手元のパソコンにリアルタイムで3D点群データとしてミニ洞窟を作っていくんですよ
楽しそう!!!!!!!!
すごく未来っぽい!!!!
※実際はスイスのFlyability社が開発した機体です。日本の技術力…
全体的な雰囲気・印象
まず来場者が「あれ〜この方何の仕事をしている方なんだろう〜」っていうぐらい、各産業の方が来ているイメージでした。
「ドローンって上から撮れるんですよ!」という時代から「知ってるよ、もうこの問題を解決してほしんだ」っていう雰囲気。質問や会話の内容もレベルが高いように聴こえました。
機体は大きいのも問題ない、大きいは正義だ。といったぐらい大型機体の展示が多かった印象。レベル4を見据えた機体、期待した機体、先駆者となりたい機体等ですね!
固定翼機も多かったですし、充電ポートの展示が多かったですねぇ。
DJIの機体は…… あ、セキドさんのところだけで見たかなぁ
次世代エアモビリティという点では今回は、『動力源』がキーワードでしょうか
ガスタービン・小型発電機のハイブリッドシステムや、水素燃料電池のドローンといった機体がありました。人が乗れる・乗れそうというのは、微塵も無いです!!
また、TERRA LABOさんの固定翼機『TERRA Dolphin』もエアモビリティとして可能性を感じます。
無人の固定翼機が定期的に上空を飛行→測量・情報収集・災害時対応 →データを必要なところへ提供という流れで、
「必要だから飛ばす」から「常に最新のデータを即座に」といった新しい空の使い方『エアモビリティ』と感じました。
リモートIDについて
率直に、「せっかくのリモートID有効に使ってやろう」という気持ちです。
位置情報を発信できることから、写真のような使い方ができます!
1秒に1回位置情報が更新されてアイコンは動いております。(0.5秒に1回も可とのこと)
これをレースドローンで使えば、まるでマリオカートのマップ表示みたいなこともできるわけです!!
おもしろそう!!わかりやすい!!その代わり同時に6機ぐらい飛ばさせて!!!
また、別のブースですが専用の受信機を使えば、ロストした際に自機の位置を探し出すこともできるわけです。(高そう、個人では買えなさそう)
BraveridgeさんのほうがGPSアンテナを基盤外に線で伸ばすこともできるので自作機に良さそう
最後に
今回初めて知ったんですが、『一般社団法人ドローンサービス推進協議会』というのがあるんですね。
パンフレットを頂いて、開いてみたらJUIDA代表理事の鈴木先生の顔が!!!
「「「あっ、これ JUTMでやったパターンだ!」」」
説明もしてもらったのですが、「JUTMと電波」のことが頭の中でグルグルし、話が入ってこなかった…
もう〜ほんと鈴木先生お金儲けが上手なんですから〜〜
今後が楽しみです〜〜〜(ごまスリスリ)