本日のメインイベント
カオ・サムローイ・ヨート国立公園に行くこと。
「300の峰が連なる山」という意味。フアヒン市内から南へ約60km。石灰岩でできた山々からなる広さ98平方kmの国立公園。フアヒンからタクシーで行くなら往復2500Bが目安と地球の歩き方に書いてあります。
朝、4時ぐらいに目を覚まし、天気予報を見たら『雨』。
晴れていれば最高なんですが、朝の天気は曇りで時々小雨。山の天気はもっと曇っているに違いない。激萎えで眠気は覚めて8時ぐらいに出発。
プラヤー・ナコーン洞窟(ถ้ำพระยานคร)
天井の抜けた洞窟の中に「ラーマ5世の来訪堂」があり、陽の光で美しく輝くという神秘的な光景が見れる場所です。
字で書くと、「あぁ、そうですか。」となるが、実際に行って、山を登りその努力とスケールの大きさを感じると、来た甲斐があったと思うものです。
牛が散歩してます。レンタカーで来る場合は気をつけてくださいね。
タイの漁船は、すごくビビッドで映える。が、空は曇天で洞窟に行って綺麗なのか心配。
石灰岩の山。
洞窟へ続く道の入り口はBang Po Beachにあります。ココの駐車場に入るために20バーツ。
人懐っこい猫。
まずはひと山越えます。国立公園の共通券が200Bです。こちらで買えば、この後どこか入る時払う必要はありません。
ボートで海から行く方法もありますが、この日は大荒れで強制的に登山です。
サボテンがあちこちに自生しています。気をつけてくださいね。
転がってる岩石に梯子を掛けただけの場所もあります。ですが、時々見える海と風が疲れを飛ばしてくれます。
ビーチに出ました。
プラヤー・ナコーンは左方向です。
本当ですよね?信じて良いんですよね?誰かが取って付け替えたわけじゃないですよね?
レストランもあります。水分補給をしたり、休憩しても良いでしょうが、自分たちは先を急ぎます。
また登山です。欧米人のお年寄りがたくさん登っていて、ビール腹や肥満の体型ですごいなぁと思いました。
傾斜が急というより、この長さを登らなければならいのが滅入ります。段差は一段一歩普通に登れます。下りも急過ぎて怖い所はありませんでした。
突然、岩肌がそびえ立ちます。その異様さと壮大さは、映画のワンシーンのよう。
もう、すぐです。
こちらが、プラヤー・ナコーン洞窟。
時刻は11:30。10時半から丁度1時間で来ました。
一番美しく見えるのは10時半から11時半。日の出や暦は関係あるのか分かりませんが、「12月の曇り空での11時半でも上の写真が撮れる」ということをこちらにお知らせ致します。
後ろの木が、庭師によって剪定されたように良い感じ。でも、全て自然のまま。
この広い洞窟にポツンと王宮があり、光が降り注ぐ。
1000年以上水滴が滴って、地面と天井が繋がった鍾乳石。
隣では新たな1000年が始まっています。
1890年6月20日、キングラーマ5世が書いたモノグラム。
1926年6月20日、キングラーマ7世が書いたモノグラム。
崩御されたプミポン国王は1958年6月22日と1981年5月31日の2回訪れています。
観光客はほとんど、見て数分で帰ってました。僕たちは1時間以上ここにいました。地形がやはりおもしろいですね。
曇りでもタイ人の観光客や、欧米人がたくさんでした。日本人には一人も会いませんでした。まぁ時期やアクセスを考えると、いませんかねぇ。
フアヒンから車でちょっと行くだけです。ぜひ、行って自然と歴史を感じてみてください。