かったんの備忘録

国内・海外の旅行の日記や、PC・カメラ関係の使用後レビューなどをまとめていくつもり。

JUIDAとDPAのどっちにも行って分かったこと。【ドローン資格】

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ドローンを飛ばしたいと思い始めた人たちが気になりはじめるのが『資格』であろうと思います。持っていれば、仕事に有利、国交省への申請が通りやすい、自分のスキルが証明できる、「パイロット」というのがカッコイイ等いろいろな理由で取りたいかと思います。

ドローンについて調べれば調べるほど混乱するほどの情報が出てきます。

 

資格や検定は大きく『JUIDA(日本UAS産業振興協議会)』、『DPA(ドローン操縦士協会)』、『DJI CAMP』、『ドローン検定(無人航空従事者試験)』の4つあります。国家資格はまだありません。

 

その資格を習得できるための「スクール(認定校)」が現在激増してるところです。スクールに行って合格すれば『JUIDA』や『DPA』の資格がもらえるわけです。

そこで重要になるのが、『スクール料金』と『内容充実度』と『資格の効力』です。

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JUIDA認定校

JUIDA認定校を修了すると『無人航空機操縦技能証明書』と『安全運行管理者証明書』を取得できるところがほとんどです。

また、4日間泊りがけで朝から夜まで勉強するところがほとんどのようです。

 

スクール料金

スクールによって異なりますが、私の行った所は27万円でした。ちなみに3泊4日の宿泊費、朝昼晩の食費、機体やヘルメットのレンタル料込みです。

内容にもよりますが、1日5~7万円ぐらいが相場かと思います。安い方が良いとは限りません。

 

内容充実度

ドローンの操縦技術だけでなく、安全運行管理という点でも勉強していくので「座学」と「実技」はだいたい半分の時間配分でした。 

「座学」では、「無人航空機とは」から「バッテリーの特性」「気象」「法律」まで幅広く勉強します。

最後にテストがあり、4択の中から選ぶ方式と、少し記入がありました。

「実技」では、5人で一つの機体を順番に飛ばしていきました。1人10分ぐらいかかるので、1時間に1回飛ばせる程度。4日間で150分(2時間半)も飛ばしてないです。国交省申請への条件?10時間以上の飛行経験には到底及びません。雨が降ると体育館内でしました。

機体はPhantom3をATTIモード(GPS切)で使いました。風で流されるのでその場でホバリングさせるのが難しいです。とは言えPhantom3なので安定性は高い方です。

実技テストは、ドローンの背面を向けただけのホバリングや横移動、斜め移動になります。対面や横向きでの操縦はありませんでした。

 

資格の効力

JUIDAは、国土交通省の所要の要件を満たした講習団体です。ですから、飛行許可の申請書類をいくつか簡略化できます

操縦技能証明だけでなく安全運行管理者の証明があることで、他のドローンパイロットがいる場合の現場監督の役割ができます。と同時に、現場の地形や電線・電波アンテナ等の有無を事前によく調べなければならないと思います。

地図のゼンリン等が運営する『SORAPASS』のアカデミックプランを6ヶ月無料で使えます。SORAPASSでは飛行禁止エリアの確認や申請書作成相談等できます。

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資格の申請費用と送られてくる物

JUIDAの会員登録をする必要があり、入会金50,000円は免除されますが年会費5,000円かかります。操縦技能証明書20,000円(税別)、安全運行管理者証明書15,000円(税別)を払わなければなりません。合計42,800円がスクールとは別にかかりました。

送られてくるものは証明書、ライセンスカード、メダル、バッジ、と豪華です。

 

 

DPA認定校

DPA認定校を修了すると『ドローン操縦士 回転翼3級』を取得できます。

JUIDA認定校に比べるとスクールの数は少ないですが、『ドローンスクールジャパン(DS・J)』は現在全国各地に開校していて、年内に100校を設置することを目指しているそうです。

 

スクール料金

私が行ったのもDS・Jです。DS・Jではフライトコースとビジネスコースの両方を受講して合格すると修了証書が与えられます。

フライトコースは2日間で12万円(税別)です。ビジネスコースは20万円(税別)で各2日間合計4日間のコースを合格、修了すると回転翼3級が取得できます。開校直後は少し安く行けるかもしれません。(自分の場合フライトコースが10万円だった)

 

内容充実度

フライトコースは操縦経験10時間未満の人のための内容で、1日目の半日でドローンと法律についての基本的な内容の座学、その後はもう一人と交代でドローンの操縦練習でした。JUIDAの内容より難しく、横向きや対面でのホバリング、3mの高さでのホバリング、進行方向向いた円を描く等、技術の向上に重きを置いていると感じました。

1人が操縦している間は、もう一人はパソコンでヘリコプターのホバリングのシミュレーションをしていました。実機が15分ほど飛ばせるので、1時間あたりの自身の実機練習時間は30分。2日間で合計240分(4時間)ほどです。ですがシミュレーションもしていたので暇をするということはありません。

また、DS・Jのウェブサイトによると「受講生最大3名に対してインストラクター1名」とあり、一人あたりの実機練習時間が2人より3人のほうが短くなるので、事前に確認するほうが良いでしょう。

半屋内(横3面は壁だが、1面だけ網で外とつながっていて風が入ってくる)での練習でした。

機体はDJIのF450という自作組み立ての機体で、GPSこそ捕捉しますが風の影響を強く受け、自身の巻き上げた風で移動してしまうほどの「じゃじゃ馬」です。

ビジネスコースは、斜めホームポジションへ下降やノーズインサークル、8の字等、より高度な操縦の実技テストになります。また赤外線カメラの使い方も校舎によってはあります。

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資格の効力

DPAも、国土交通省の所要の要件を満たした講習団体です。ですから、飛行許可の申請書類をいくつか簡略化できます

フライトコースを修了しただけでは、DS・Jの『1つ星技能認定』しか取得できません。これはDPAと関係は無く、DPAに申請もできません。ビジネスコースを修了すると『2つ星技能認定』とDPAの資格が取得できます。

JUIDAに比べると取得者が少ないイメージ。

 

資格の申請費用と送られてくる物

費用は入会時の12,000円(税込み)のみ。証明書とライセンスカード。

 

 

まとめ

JUIDAは知識が増えるが、技術は未熟なままである。

DPAは技術は上達するが、知識は必要最低限である。

 

スクールによっては赤外線カメラの使い方も教えてくれるところ、3次元測量や空撮もプラスで教えてくれるところなど様々です。授業料と内容と実際に操縦できる時間をよく確認して選ぶのが良いと思います。

 

1つ勉強になったのが、「『コンパスキャリブレーション(校正)をしてください。』とメッセージが出てもしなくて良い。」ということです。もともと正しい東西南北が保存されているので、それを上書きする必要はないとのことでした。エラーメッセージが出るのは鉄板の上にドローンを置いたり、電気設備に近い事を教えてくれているそうです。また大地震の直後にも磁場の干渉でエラーになるそうです。コンパスキャリブレーションが必要なのは北半球から南半球に行った時や明らかに狂ってしまった時だそうです。

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飛ぶものは必ず落ちます。それをいかに安全に最小限の被害で抑えるかがパイロットに求められます。

ドローンの操縦は、ドローン自体がセンサー等で「安全」にはなりましたが、「簡単」にはなっていません。

しっかりとフライト技術を身につけて無人航空機の運用を安全にできるように心がけてください。